参考になる本、集めました。
ミニマリストや整理収納術、持たない暮らしにまつわる本など、最小限でワードローブを揃えるときに、参考になる本はたくさんあります。いろんな本があるなかで、今回はおすすめの5冊を厳選しました。もしあなたが、服を減らしたい、最小限でワードローブを揃えてみたい、と思っているなら、ぜひおすすめしたい本です。あなたの考え方が変わるきっかけになるかもしれません。
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ワードローブづくりにおすすめの本①「人生がときめく片付けの魔法」
「こんまり」こと近藤麻理恵さんの著書。世界でシリーズ300万部を突破した大ベストセラーです。近藤麻理恵さんはアメリカのタイム誌で「最も影響力のある100人」にまで選ばれました。
こんまりさんの整理術は、
一度片付けたら二度と散らからない。ホテルのスイートルームのような部屋になる。
というもの。このフレーズを聞くだけでとても興味をそそられますよね。じっさいにこの整理術を試した人は、「人生が劇的に変わった」と感激するのだそう。まだ読んだことがないという人はぜひ一度手に取ってみられることをおすすめします。
この本の画期的なところは、“ときめき”という感覚的なモノサシを整理術に用いたところです。
これまでにも整理術、整理法というのはありましたがそれはすべて客観的なモノサシ。物量とスペースをもとに持つべき適正量を割り出すといったものや、使用頻度の高いものから導線を考えて収納するというもの。
しかしじっさいには、モノとその持ち主との関係は感情的な部分が大きいです。思い入れがあったり、しがらみがあるからこそモノを捨てることができません。客観的な整理術は頭ではわかっていても心がついていかないのが現状なんです。
“ときめき”というのは本人にしかわかりません。他人からみればぼろぼろのものだったとしても、当人がこれはときめくと思えば捨てるべきではないんです。この本は、「それでいいんだよ」と言ってくれる本です。
ときめきの感覚を磨くことは自分と向き合うことでもあります。一読の価値あり。読後は、すぐにでも整理をしたくなること間違いなしです。
ワードローブづくりにおすすめの本②「フランス人は10着しか服を持たない~パリで学んだ“暮らしの質”を高める秘訣~」
ジェニファー・L・スコット著。「フランス人は10着しか服を持たない」という衝撃的なタイトルを関した本ですが、じっさいは、ワードローブについてというよりはライフスタイルについての本です。邦題をつけるときに、よりインパクトのある名前を選んだのだと思います。
内容は、アメリカの留学生であるジェニファーがフランス人貴族宅にホームステイし、そこでの彼らのライフスタイルに衝撃を受け、感銘を覚えるというもの。”シック”なフランス人の暮らしぶりに、ジェニファーは最初こそ戸惑いますが、徐々にその生活を受け入れていきます。
こちらの本の中で、フランス人は10着ほどしかワードローブを持たない、と語られています。ですが、よく読んでみると、秋冬と春夏、それぞれでワードローブを10着で、またこのワードローブにはアウターと靴を含みません。トップスとボトムスが5つずつ、という割合になるので意外と充実したラインナップになるんですよね。
この点に関して、「もう少し減らせるかもなぁ」と思い実験してみたので、こちらもご参考にどうぞ。ワードローブ10着で生活してみました。
参考:「フランス人は10着しか服を持たない」を実践して6ヶ月が経ったので結果
ワードローブづくりにおすすめの本③「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」
佐々木典士さん著。ミニマリストという生き方を世の中に一気に広めた1冊ではないでしょうか。
ワードローブについて、というよりはモノはここまで少なくても生きていけるんだ、ということがわかる本です。
著者である佐々木さんはもともと大量のモノに囲まれた生活をしていましたが、あるときミニマリストという生き方に感銘を受け、同じようにモノを捨て始めます。今では、ほぼモノがなく、ワンルームにマットレスとノートパソコンのMacだけという状態で生活しています。服は白シャツとパンツを何本か。
読んでいると「こんなにモノが少なくて本当にやっていけるの?」と心配になります。ですが、モノを手放したことによって気持ちも身軽になったようで、モノに囲まれていたときよりも気持ちのいい生活が送れているのだそう。
ここまでシンプルな生活はできないとしても、必要なものだけを持つという考え方はとても参考になります。この本を読むと、自分達がいかにモノに囲まれて暮らしているかがわかります。写真が多様されているのでサクサクっと読み進めていける1冊です。
ワードローブづくりにおすすめの本④「持たない暮らし」
金子由紀子さん著。2010年に発行された少し古い本になるのですが、今のシンプルライフに通じる考え方が載っています。
いい意味でとんがっていない本で、インパクトはないですが、自分たちの生活に寄り添った考え方や整理方法を提案してくれています。とても現実的な本なので、じっさいの生活に取り入れやすいと思います。
本の中では片付けられない人を細かく7つにタイプ分けしていて、それぞれのタイプに応じた整理方法が提案されています。詰め込み型、散らかし型、快楽優先型、ストレス型、捨てない型、多趣味型といった分類。自分は何タイプかな?とチェックリストを見ながら読み進めていくと面白いです。
暮らし全般に関わる本ですが、この考え方はとても参考になるはず。
ワードローブづくりにおすすめの本⑤「服を買うなら、捨てなさい」
地曳いく子さん著。2015年と、こちらでご紹介する本の中では比較的最近に出版された本です。著者である地曳さんは、ファッション誌でキャリア30年の経験を持つスタイリスト。スタイリストの本音が詰まった1冊です。
ファッションについてやワードローブの考え方、服の買い方、手放し方などがより具体的に書かれています。こちらに書かれたある内容は、わたしがじっさいにワードローブを揃えるときにも直接的にかなりの部分を参考にしました。
スタイリストとしては、「1ヶ月間まるまるコーディネート」といったバリエーション豊富なスタイリングが求められていたそうですが、実生活においてはバリエーションよりもその人のスタイルの方が大事なのだそう。
こういった視点は、現場でじっさいに経験を積んだ方だからこそ言えること。雑誌の中のことと現実のことのギャップを語っている面白い本です。
詳しい内容、じっさいにわたしたちが応用できる部分については別記事にまとめています。ぜひご覧ください。
参考:“服を買うなら捨てなさい”から実践できるポイントを徹底仮説
最小限ワードローブに関する本。ぜひ読んでみてください
以上5冊。これから最小限でワードローブを揃えていきたい人に、参考になるだろう本をご紹介しました。
興味を持った本はありましたでしょうか。服が減らせないと悩んでいる方、自分に似合うおしゃれがわからない方、整理するのが苦手だという方はぜひ気になった本を一読してみてください。
あなたの生活の価値観がもしかしたら変わるきっかけになるかもしれません。