靴は2パターン揃えておきたい オンのとき、オフのとき。それぞれで用意する服は異なると思っていませんか?雑誌などでもよく見るこのフレーズですが、本当にオンとオフはそれぞれ異なる服を持つ必要があるのでしょうか?じつは着てる服は同じでも靴がオンなのかオフなのかで全体の印象も変えることができます。持つべきなのは服よりも2パターンの靴です。
オシャレの基本はミックススタイル
ファッション雑誌やメディアなどでよく見る表現に
- 〜と〜のテイストミックス
- 甘さを中和して
- 品をプラスして格上げ
- 足もとは〜でくずすのが正解
- 〜でハズしてみませんか?
といった言葉があります。 じつはこの言葉の根本的な考え方はみんな同じです。 それは「いろんなテイストや雰囲気をうまくミックスさせる」ということ。
今の流れとしては、一辺倒に偏ったファッションよりもうまく他のテイストをミックスさせたコーデの方がハイセンスだと言われます。
きれいめすぎたり、甘すぎたり、カジュアルすぎないように、バランスを取ります。 カジュアルな服装にヒールを合わせたり、きれいめなワンピースにスニーカーを合わせたりするのもテイストミックスでバランスを取るからです。
今はそういったミックススタイルがセンスよく思われるので、オン用の服とオフ用の服は境目がなくなってきています。
オン用の服、オフ用の服は持つ必要がない
一般的に社会的な立場のある女性にはオンの服とオフの服が必要です。カジュアルでいいけれど少しきちんとした服装や休日のゆったりしたい気分の服装など、オンとオフはしっかり分けたいところです。
ゆっくりと気を抜ける服装なのか、あるいはきちんとした社会的に見てもセーフな服なのかといった具合に、TPOにわけて多くの女性がオン用、オフ用と服を用意していているはずです。 ですがミニマリストのワードローブではオン用の服やオフ用の服を持ちません。
持っているのはオンにもオフにも使える服ばかりです。
最終的にオンかオフかを決めるのは靴
なぜ、オン用の服もオフ用の服も要らないのかと言えば、オンとオフを分けるのは靴だからです。 ミックススタイルが主流の今、きちんとしたセットアップにあえてスニーカーをあわせるなんてこともよくあります。
それが普通で、しかもセンスよく見られる服装です。そうなってくると、あえてオン服とオフ服を持つ必要がなくなります。
そしてコーデの全体の印象を整えるのは靴です。靴がその格好がオンかオフかを決めます。 オン用の服、オフ用の服を揃える前に、オンとオフを分ける靴を持つべきです。
たとえばこちらの画像
ヒールを履けばデニムもオンの服になる
ダメージジーンズにカーディガンというラフな格好。でもオンかオフかと言われたらオンのときの服装ですよね? クラッシュデニムなんてカジュアルの王道アイテムなのに、「オンの服」になるのは足もとがヒールだからです。これが、スニーカーだったらオフのときの服装になります。
きちんとコーデもスニーカーならオフのスタイルに
黒一色でシックにまとめたスタイルでも、足もとがスニーカーならラフでカジュアルな雰囲気になります。これがもしヒールだったらオンのスタイルです。
まずはきれいめとカジュアルの2パターンの靴を揃える
靴の種類は豊富です。フラットシューズ、バレエシューズ、マニッシュシューズ、モカシンシューズ、ムートンブーツ、ニーハイブーツ……。
いろんなものがありすぎてどれを持つか迷ってしまいますよね。 しかし大事なのはオンに使うきれいめの靴と、オフに使うカジュアルな靴の2パターンを持っておくこと。
基本的には、ヒールパンプスとスニーカーがあればまかなえます。
夏場は、きれいなミュールとらくちんなフラットサンダル。
冬場は、ブーツとスニーカー。 これだけあれば、服をオンとしてもオフとしても使えます。服をたくさん持つよりも、パターンのある靴をきちんと揃えた方がシーンに合わせた着回しパターンは広がります。
おすすめのオン靴・オフ靴
オンを楽しむ靴
ポインテッドヒールパンプス
ショートブーツ
これからの季節活躍するショートブーツ。ヒールなしのタイプならオフのときにも重宝します。
オペラシューズ
フラットシューズだけどきれいめに履けるオペラシューズ。長時間歩くときなどに使えます。
オフを楽しむ靴
スニーカー(ニューバランス)
おしゃれな人に人気のニューバランス。きれいめスタイルにあわせるとセンスよく見えます。
スニーカー(コンバース)
コンバースも根強い人気があるスニーカー。時代を問わず使えるスニーカーです。
ムートンブーツ
これからの季節に使えるムートンブーツ。かわいらしいフォルムなのでオフのコーデにおすすめです。
オン・オフの服よりも靴を揃えるべき
オン、オフの服をそれぞれ揃えるよりも、パターンの違う靴を持っておく方がいいです。 シーンにあわせた着こなしができることは、単純に着回しできることよりも重要なはずです。とくに20代30代の社会的な立場のある女性ならなおさら。 TPOに応じた服装を、最小限のワードローブでまかなうためにまずは靴を見直してみてください。