「フランス人は10着しか服を持たない」から学ぶミニマリスト的ワードローブ術
「フランス人は10着しか服を持たない」から学ぶ!
「フランス人は10着しか服を持たない」は2014年に出版された大ベストセラー。本の中では“よりよい暮らし”についてフォーカスされています。ライフスタイル全般に関することなのですが、それよりもこの衝撃的なタイトルに驚きませんでしたか?
- ほんとうに10着にすることなんて可能なんだろうか
- 服を10着にしぼるなんて無理
- 「10着しか服を持たない」というのは現実的ではない
このように思った人も多いのではないでしょうか。
今回はこの本からミニマリスト的ワードローブの揃え方を学んでいきます。
「フランス人は10着しか服を持たない」ってどんな本?
フランス人は10着しか服を持たない [ ジェニファー・L.スコット ]
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あらすじ
ジェニファー・スコットがフランスの貴族の邸宅にホームステイしたときの話です。それまでアメリカの大量消費社会に慣れきっていたジェニファーは健康的で洗練されたフランス貴族の生活様式に強く感銘を受けます。最初は驚きを隠せなかったジェニファーでしたが、丁寧に日々を暮らす生活をだんだんと受け入れていきます。そしてジェニファー自身も素敵なライフスタイルを手に入れるというもの。
今はこちらの本のベストセラーを受け、第2弾も出版されています。
フランス人は10着しか服を持たない2
フランス人は10着しか服を持たない(2) [ ジェニファー・L.スコット ]
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第2弾には、著者であるジェニファーがアメリカに帰ってからのことが書かれています。前作と同様に服についてというよりはライフスタイル全体に関する内容。よりシックに心地よく暮らすための心の持ち方や暮らし方についての本です。
「フランス人は10着しか服を持たない」から抜粋。ワードローブ10着
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この本第2章「ワードローブと身だしなみ」よりワードローブについて抜粋します。
ジェニファーの実際のワードローブ
春・夏用の10着のワードローブ(例)
- シーグリーン(海緑色)のシルクのドレス
- 透け感のあるゴールドブラウンのブラウス
- ネイビーと白のボーダーシャツ
- ベージュのクルーネックセーター
- シーフォームグリーンのVネックのカーディガン
- 黒のセンタープレスパンツ
- シーグリーンのAラインスカート
- カーキのペンシルスカート
- 白または濃紺のジーンズ
秋・冬用の10着のワードローブ(例)
- カシミアのセーター3枚(ベージュ、クリーム色、黒)
- シルクのブラウス3枚
- 白のボタンダウンシャツ1枚
- 濃紺またはダークグレーのウールのテーラードパンツ
- 黒のウールのスカート
- 黒野スキニーもしくはブーツカットのジーンズ
以上がジェニファーの持っている10着のワードローブ。
トップス5〜7つ、ボトムス3~5つというバランス。トップス5つに対してボトムスが3つあれば、何通りものコーディネートをつくることができます。
実録!最小限の服で過ごすコツ①基本のワードローブ5つを揃えておく
基本のワードローブとはなんにでもあわせられるオールシーズン使える服。シンプルな服があれば着回しの幅が広がります!
おすすめする基本のワードローブ
デニム
定番ブラウスorカットソー
白シャツ
ブラックパンプス
スニーカー
最小限の服で過ごすコツ②シーズンごとに入れ替える
ワンシーズンごとに買い足すのは4・5アイテム。前シーズンから引き継いだりしながらワードローブを揃えます。
そうすることで、無駄買いがなくなります。
最小限の服で過ごすコツ③効率重視で服を揃える
引用:1年間最小ワードローブを考えて得た”着回し力のあるラインナップ”をつくる法則
少ない服でも大丈夫な理由は着回しありきで服を揃えているから。上の画像のようにすべての組み合わせでコーディネートできる服を揃えればワンパターンにならず、飽きることもありません。バリエーションも一緒に考えるので、効率よく服を楽しめます。
服を買うときに、今持っている服と相性はいいかどうかを考えれば、無駄な服が増えることもありません。
参考:ワードローブに必要な基本の靴6つ|1年間シンプルワードローブを続けた結果残ったもの
「フランス人は10着しか服を持たない」の実践レポート
実際のワードローブ10アイテムがこちら
マネするだけでOK!着回しワードローブ10アイテム《2016冬〜2017冬》
じっさいにどんなアイテムを揃えたのかを公開しています。
トレンドアイテムもありつつ、毎シーズンごとに揃えるべき10アイテムになっているのでまるっと真似できます。
今シーズンのワードローブはどうしよう?と思ったときはぜひ参考にしてみてください。
「フランス人は10着しか服を持たない」を実践してから8ヶ月経過した今の心境
ほんとうにワードローブを10着にしぼってみて冬、春、夏、秋が経過しました。今の心境を報告します。
意外と10アイテムでも問題ない・精神的なストレスもない
最初に45Lのゴミ袋3袋分を一気に捨てたとき、「結局また買い足しちゃいそう……」と思っていました。
しかしこれまで特に困ることはありませんでした。
よくよく考えれば、大量に服を持っているときでもじっさいに何度も着る服ってすごく限られていました。だいたいタンスやクローゼットのとりやすい位置にある服数枚程度。100着以上も服を持っていたのに、いつも同じような服ばかりを着ていました。
今はほんとうにラクに自然体で過ごしています。
生活がすっきりとしてラクになった
以前の状態は、おせじにも整頓されているとは言いがたいクローゼットでした。とくに気に留めるほどではありませんでしたが、チクッとしたストレスは徐々に溜まっていたんだと思います。
今はそんなストレスがありません。整然と並んだ服をみるのが楽しいし、すっきりとしたクローゼットはみてるだけで気持ちが軽やかになります。服を減らすことは予想以上の効果がありました。
イマイチな服を着ているときのストレスを自覚した
安かったのでついつい買ってしまった服。捨てるのがもったいないからと気乗りしないまま着ていたり、すごくお気に入りというわけではないのにしぶしぶ着ていることが多かったです。
結局、イマイチな服を着ているときってどこか落ち着かない。自分がいいと思っていないのだから、他人の目にはどう映っているんだろう?と気になってしょうがなかったです。今なら以前のようにイマイチな服は着たくないと思います。
関連:シンプルワードローブがもたらす効果|経済的、時間的、空間的、精神的にラクになれる
「フランス人は10着しか服を持たない」で考え方が変わるかも
「フランス人は10着しか服を持たない」を実践してみた結果をご報告しました。すこしでもみなさんのライフスタイルのご参考になればさいわいです。
「フランス人は10着しか服を持たない」ぜひチェックしてみてください。
フランス人は10着しか服を持たないパリで学んだ“暮らしの質”を高める秘訣【電子書籍】[ ジェニファー・L・スコット ]
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